葛藤

今朝〈友を励ます 私の挑戦〉を読み、心が揺さぶられました。

記事の中での、熊本の婦人部の方の発言です。

「自分の都合ではなく相手本位の行動が大事です」

「目の前の人をどう励ませるか、どうすれば不幸に泣く人に幸せになってもらえるか、と祈る毎日です。だから学会員だとか友人だとか、個人指導とか折伏とか、私には違いはありません」

すごい境涯の方だと思いました。私もいつかそうなりたい。

しかし、私の心の中には、すぐに葛藤が芽生えました。先日の裁判でとても悲しく辛い思いをさせられ、悪に勝つことを決意したばかりで、今はとても相手の幸せを考えることはできない。そんな自分が目の前にいて、同時に、同志からいただく温かな励ましが私の心に沁みている。

朝の勤行唱題をしていて、今の私は、自分の身近な人の幸せを祈っていられるのか? 家族の幸せを祈っていられるのか? 自分のことだけじゃないのか? 自分に問い掛けていました。

裁判の相手には、少しでも、ほんのわずかでも、被害者に寄り添える人になってほしい。そう祈ることしかできませんでした。

裁判のことは考えないようにしています。考え始めると、怒りがこみ上げてきてしまい、どんどん深みにはまっていきそうです。仕事も手につかなくなります。

モヤモヤしながら、妻と朝ご飯を食べました。今日の夕方妻に桑名駅まで迎えに来てもらう予定ですので、今朝は駅まで妻に同乗してもらいました。

妻には私のモヤモヤを伝えることができず、いろんなくだらない話をしました。女性より男は繊細なんだとか、妻のシワが増えても私の視力が悪くなってよかったとか、古い友人から私たち夫婦の話し方が似てきたと言われた→それだけは避けたいとか。

助手席で化粧を終えた妻は、笑顔で私を見送ってくれました。少し気が紛れた感じがします。

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