一人で

帰りの電車です。今日は仕事の山を越えた感じで、少しホッとしています。

今読んでいる『名字の言100選⑤』の中に、考えさせられる記事がありましたのでご紹介します。記事の前半部分です。

“一人で行け” 1995・4・15

精神医学者の野田正彰さんと話す機会があった。野田さんは、島原、奥尻、阪神などの大災害直後に現地入りし、被災地の「心の問題」に取り組み続ける。一方、ニューギニアや政変前後のソ連-ロシアで、少数民族や強制収容所の調査も▼ニューギニアなど「見知らぬ地に行く時の心構え」をうかがったところ、答えは「一人で行くこと」。現地調査を行う場合の“常識”らしい。無論、海外観光等での無謀な単独行動とは別の話である。「なぜ「一人」なのか? 答えに感心した▼二人以上が、現地の人々と違う言葉で話し合っていれば、違う“部族”をつくってしまう。こちらも、現地の人を“他者”と見がちだ。一人で行けば「見知らぬ土地に一人来た人」であり、親切にしてくれる。こちらも、必死でコミュニケーションを図ろうと謙虚になる。「一人で」とは、「同じ人間という立場で」という意味だろう▼

そうやな、と思います。でも今の私には、一人で行く勇気はありません。

三回忌や卒業式以降、頑張れていない。と思う。これではいけません。

今日はしっかりと唱題します。

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