一般病棟へ

3月13日。

去年の今日は、執刀医の指示で、昴はICUから一般病棟の個室へ移りました。24時間、周りの患者さんを気にすることなく、昴の生還を祈っていける。これからが私たちの新たな闘いの始まりだ!

妻と祈りの気持ちを新たにしました。祈り抜いて、祈り抜いて、昴の自発呼吸を呼び戻す! 昴を生還させる! 何ヶ月でも何年でも闘うつもりでした。

必ず生還すると、信じていました。

この時は、‘脳死状態’の意味なんてわかりませんでした。調べもしませんでした。

一般病棟の脳外科医さんも、一緒に頑張りましょうと力強く言ってくれました。

ICUから一般病棟へ移動する際、移動ベッドの後ろで執刀医が膨らましていた白い風船が印象的でした。

この頃、人工呼吸器の吹き出し圧の数値が高くなり始めていました。

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以下は、今日のSEIKYO ONLINE、先生の指導の一節です。

皆さんは、ご主人の月給がもう少し高ければとか、もっと広い家に住みたいとか、子どもの成績がもっと良ければなど、さまざまな思いをいだいているでしょう。
 その望みを叶えようと祈り、努力して、実現させていくことも大切です。しかし、最も大事なことは、どんな大試練に遭遇しても、決して負けたり、挫けたりすることのない、自身の境涯を築いていくことです。
 すべての財産を失ってしまった。大病を患ってしまった。最愛の人を亡くしてしまった――そんな事態に遭遇しても、それを乗り越え、幸福を創造していける力をもってこそ、本当の遊楽なんです。

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