チムグリサンー名字の言新100選第3巻よりー

今日は、帰りの電車で読んだ名字の言を紹介させていただきます。

チムグリサン

沖縄では、苦しむ人を見て、他人事のような言い方はしない。チムグリサン(私の心が痛む)ーーあなたが苦しんでいると、私も本当に苦しい、と言う。

入院した後輩のところへ、高校時代、寮生活を共にした先輩が駆けつけた。先輩は後輩の家族に言った。「私は、お見舞いに来たのではありません。彼と同じ病を経験した一人として、彼が死を連想させるこの病から逃げず、真正面から闘えるよう激励に来たのです」。

先輩自身、この病を4度、克服。壮絶な闘病体験を通して、後輩の体の全細胞に「勝利」の二字を刻むがごとく励ました。「僕は君の応援団長であり、戦う同志だ! 一緒に病に勝とう! そして、生命の力の偉大さを示そうよ!」。熱い心に涙した後輩は、病気克服を真剣に祈る日々だ。

同苦することは難しい。だが、もし自分が相手の立場だったら・・・。この想像力を働かせる努力だけは惜しむまい。その努力が相手の心の窓を開く。日常生活に追われると、自分でも気づかないうちに他人事になっている時がある。その心を、相手は敏感に察知する。

「一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし」(御書758ページ)。この後精神に、どこまで迫れるか。精進の日々でありたい。

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