通夜

職場の方の息子さんの通夜に行ってきました。

3人兄妹の長男。満23歳、5年間の闘病の末、昨日亡くなったとのことでした。

長い闘病生活でこのときを覚悟されていたのか、通夜式の最中、故人のお母さんは気丈に振舞われていましたが、逆にその悲しみの深さを察せずにいられませんでした。通夜式終了後、私の後輩であるそのお母さんに一言だけ励ましの声をかけさせていただき、棺の中の故人に題目を送らせていただきました。

通夜の最後に、導師を務められた住職がこんな話をされました。

「昨夜お母さんからの悲しい知らせが入った時、子どもに対する親の深い愛情を感じた。親が子に抱く愛情は計り知れないほど広く深い。子は親の愛情のわずか一部分にしか触れることができない。」

その話を聞いて、私はもちろん昴の通夜告別式のことをを思い出しましたが、それ以上に自分の両親のことを思い浮かべました。

ご遺族の悲しみはさぞ深いこととお察ししますが、少しでも早く、少しでも前を向いて明るく暮らせますよう、お祈り申し上げます。

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