それぞれの命日

今朝はまた、肩凝りがひどいです。昨日の命日で、体じゅうに力が入っていたのかなあ。

ゆめは昨日も学校があり、野球の練習試合と自主練で帰宅したのは10時を過ぎていました。

ゆめが遅い晩ご飯を食べていたのはわかっていたんですが、その後ゆめを見掛けませんでした。

11時を過ぎてそろそろ寝ようかと洗面所へ行くと、風呂の電気が灯っていましたが、人気がありません。風呂場の中を覗くと、風呂の蓋が閉まったまま、小窓も閉まったままでした。

私が知らないうちにゆめは自分の部屋へ上がって行ったのかと思い、妻に話しかけました。

「また風呂がそのままになっとるよ。」

「ゆめがまだやに。外、見てごらん。」

「え? 外?」

「ずっと、バット振っとるよ。」

「ホントや。」

「それがあの子の命日の過ごし方なんやに。」

ゆめは夜空の昴星団を見て、昴と会話しながら、素振りしたのかな。

ゆめは今朝も始発電車で学校へ向かいました。

頑張れ!ゆめ。

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