偶然かなぁ

昨日は職場の研修で、”知的障がい”を持つ人と一緒に働くための研修を受けました。あまり受けたことのない内容でしたので、私にとっては新鮮で興味深い研修となりました。

その研修の講師が、ちょうど今テレビで放映されているという、知的障がいのある方を題材にした番組を紹介していました。昨夜、講師が言っていた21時にアラームしておき、リモコンでそれらしき番組を探すと、すぐに東海テレビでその番組は見つかりました。

「僕らは奇跡でできている」

妻と一緒に見ました。主人公の高橋一生演じる軽い知的障がい者が、同じく軽い知的障がいを持つ男の子とその母親に対して、生きる勇気を与える姿に感動しました。

そして今朝の聖教新聞の〈信仰体験〉では、和歌山で介護施設を経営するご夫婦の体験談が掲載されていました。その中で、知的障がい者を雇用する場面も書かれていて、昨日の研修と夜のテレビ番組のことを思い出しました。偶然かなぁ。私は、重い障がいを持つ義弟のことを思い出さずにいられませんでした。

今朝の体験談から、印象に残った一節をご紹介します。

「苦しき仕事 深夜の勉強/これも修行ぞ 苦は楽し/君が信念 情熱を/仏は じっとみているぞ」

「たとえ山あり、谷ありの人生であっても、その最後を“誰か”が寄り添ってくれたら、『幸せだなあ、生きてきて良かった』と思えるはず。その“誰か”に自分はなりたい」

「介護の現場に生きていると、人生の価値を決めるのは、築いてきた地位や名誉、財産ではないことに気付かされます。どれだけ家族や友人、縁した人に感謝し、大切にしてきたか」 そのことを教えてくれた人生の先輩への感謝の心で、今日も利用者に寄り添い続ける。

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