「出し惜しみしちゃダメよ」
昨夜は本来壮年部男子部の唱題会の日なのですが、肺炎の影響で中止に。その代わり地区部長の提案で、同じ時間に各自の自宅で同盟唱題をすることになりました。私は声の出にくい状態が治まっていませんので、妻と一緒に、時間を30分に限って真剣に唱題をしました。いろいろと祈っていると、とても30分では足らない感じでしたが、仕方がありません。
おとといから風邪っぽかったのは、マスク着用に加え、家でも職場でも頻繁にうがいをしていた成果か、だいぶ治まってきた感じです。
😷
さて、昨日の帰り道に読んだ〈新・名字の言選集(新時代編)〉に、すごくいいと思った作品がありました。いろいろと悩んでいる息子たちに贈りたいと思いました。
「出し惜しみしちゃダメよ」2016.6.20
NHKの連続テレビ小説の脚本を、初めて担当することになった内館牧子さんが、先輩の橋田寿賀子さんから言われた教えがある。「出し惜しみしちゃダメよ」
内館さんは、これまで書きためていた原稿を全部捨て、一から書き直したという。1回15分のドラマを、半年も続けるためには、”見どころ”を小出しにしたくなるもの。だが、それを惜しまずに使い切り、また一から、生みの苦しみを始める。この労作業の積み重ねが道を開くことを、橋田さんは教えたのである。
社会人2年目の青年部が語った。入社当初は毎日、叱られてばかり。”向いていない” ”辞めよう”と思い詰めた彼を変えたのは、「きょう一日を、全力でやり切ることだけを考えよう」との先輩の励ましだった。
見通せない未来を考えながら、何をしようか迷うより、目の前にある課題に没頭する。力を余さない。そう決めて取り組み、周囲も見違えるほどの成長を遂げた。
限界は、全ての力を出し切ってこそ見えてくるもの。そして、その限界の壁は「終わり」ではない。壁を苦労してよじ登ったとき、次の成長への地平が、開けてくるものである。「全力でやり切った」という事実が、自分に新たな力を注入してくれる。人間の成長に限界はない。
今日一日を、目の前のことを全力で。「一日の命は三千界の財にもすぎて候」ですからね。
今日の〈信仰体験〉の2話もよかったですね。