どんな時も前向きに
今朝はすごく冷えました。フロントガラスが凍っていました。駅の隣にある太陽光パネルにも一面霜が降りているようでした。
新型コロナウイルスの影響で、平日は、毎日家と職場を往復するだけ。懇親会や座談会はもちろん友人とお会いすることも極力避けなければならず、以前と比べると実に味気ない生活が続いています。気分的にはどうしても滅入りがちになってしまいます。
しかし、そんな中でも、どんな時も些細なことに喜びを感じ、前向きに前向きにとらえていかなければ。ですね。今日の〈名字の言〉朝の電車で2度目を読んでそう感じました。
将棋界では「C級に落ちたら、B級には戻れない」といわれる。昨年、勢いのある若手が多い激戦区のC級1組から、50歳の杉本昌隆八段がB級2組に昇級。史上4位の“年長記録”となった▼「強くなりたい。あきらめない。その気持ちに年齢は関係ありません」と杉本八段。弟子の藤井聡太七段の活躍に“自分も”と奮起し研究を重ねたという。氏は「成長や学びは若い人だけの特権ではない」とも▼一局の勝敗が昇級を左右する厳しい世界だが、その結果以上に杉本八段は“自分の現状をどう捉えるか”を重視する。すなわち、どんな苦境も「自分が不幸と思わなければ『負け』ではない」。「些細なことを楽しいと感じる気持ちがあれば、その人は『勝ち』を手に入れています。ならば、極論すれば『人生には勝ちしかない』」(『悔しがる力』PHP研究所)▼受験シーズンも最終盤。不本意な結果から進路に迷う人がいるかもしれない。だが重ねた努力は消えないし、培った心の強さは人生の宝と輝く。“自分自身”を諦めない限り、道は必ず開ける▼池田先生は未来部の友に呼び掛けた。「だれが諸君をばかにしようと、私は諸君を尊敬する。諸君を信じる」。この信念で“勝利の春”を進む友に真心のエールを送りたい