母のおいしさの秘けつ

今日の体験、すごい体験でしたね。彼の強さにびっくり。お若いのにね。でもつらいよね。きっと。

ところで、11月もすでに5日になりますが、今日ようやく、大白蓮華10月号の巻末、「読者の広場」までたどり着きました。

そして、そこに掲載されていた埼玉県の女性の投稿に感動しました。全文を紹介させていただきますね。

おいしさの秘けつ

年老いた母と離れて暮らすようになって、1年になります。

ある日、母に安心してもらおうと、私が作った料理の写真を見せると、「人のために心を込めて作るお料理、楽しいでしょう」と言うのです。

母にとって、料理は楽しいものだったのだなと、その時、初めて知りました。

「せっかく作るからね。おいしくなるように一生懸命、やっているよ」と答えると、「楽しくやれば、おいしくできる。でも嫌々やれば、うまくいかない」と一言。

95歳の母が、台所に立つことは、もうありません。でも、母から、大切な言葉をもらったと思っています。料理に限らず、生き方に通じる言葉だと思い、何かに挑む時や、つらくなった時など、自分に言い聞かせています。

また長年、教職に携わってきたこともあり、困難に立ち向かおうとしている、かつての教え子に、母の言葉を語り伝えたこともありました。

懐かしい「母の味」のおいしさの秘けつは、「母の心」にあったのだと思いました。

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