自身の変革

今日の〈名字の言〉を読み、少し反省です。夫婦のことではありませんが、相手の長所を見つめることが大事。ああ、自分が変わらなくては、と思いました。

以下、〈名字の言〉の全文です。

キツネとオオカミの友情を描いた『ごめんね ともだち』(偕成社)という絵本がある。ある日、ささいなことでけんかし、「ごめん」が言えず、互いにそっぽを向いた▼だが、次第に自身の振る舞いを反省するように。キツネが涙をこぼすと、足元にいたアリがずぶぬれになった。「ごめんなさい」とキツネ。その時、近くにいたオオカミが言った。“ごめんはこっちだ。おまえはちっとも悪くないぞ!”。オオカミの勘違いから仲直りができ、絆はより強くなった▼岡山のある女性部員は結婚後、夫の短気に悩んだ。欠点を指摘すると口論に。それでも、家族の幸福を祈り続けていると、ある日ふと思った。“あの人の頑固さは、意志が強いという長所なのかも……”▼夫への見方が変わると、気持ちも変わってきた。寝室などに感謝の言葉を記した張り紙をすることにした。やがて、夫の態度にも変化が。御本尊に祈り、妻に心から感謝するようになった。今では評判の円満夫婦だ▼御書に「鏡に向かって礼拝をなす時、浮かべる影また我を礼拝するなり」(新1071・全769)と。相手の欠点にいらいらすれば、その感情ばかりが伝わるもの。相手の長所を見つめる――その出発は“自身の変革”にある。

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