“絶対に外さない弓矢”の例え
本日の〈名字の言〉です。すごく大切なことやと思いましたので、ご紹介します。
〈名字の言〉
どんな弓矢の名手でも、的を外すことはある。だが、誰もが百発百中で的の中心を射る方法があるという▼まず、どこでもいいから壁に向かって矢を放つ。刺さった場所の周りに円状の的を描くと、あら不思議。真ん中に矢は立っている。ビジネスの世界で「適材適所」を考える際に使われる例えだ。矢は人で、的は仕事。仕事内容に人を当て込もうとするより、その人の強みや意欲に仕事を合わせた方がうまくいく。「矢の周りに的を描け」と言うそうである▼そのためには、一人一人を「よく知ること」が鍵となろう。第一歩は、話を「よく聞くこと」。実際の矢が語ることはないが、人間はそうではない。では、どうすれば相手が安心して思いを口にできるか▼釈尊は千差万別の衆生に応じ、自在に法を説いた。仏ゆえの特別な力があったわけではない。仏典には、釈尊の“人となり”を伝える記述がある。「親しみあることばを語り、喜びをもって接し、しかめ面をしないで、顔色はればれとし、自分のほうから先に話しかける人」(中村元訳)と。だから誰もが、自分のことを知ってほしいと話したに違いない▼友の幸せと成長を願う誠実な振る舞い。それは、どんな雄弁よりも人々の心を射る力がある。
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今日は6月14日。すばるの月命日になります。
今日は夜飲み会があります。泥酔が予想されますので、朝のうちに投稿しておきます。
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