今年もこの日が
今年もこの日がやってきてしまいました。
3月9日。
4年前のこの日から、私の人生は大きく変わりました。
五男坊のすばるが、朝の通学中、車にはねられてしまったのです。
事故は朝7時41分に発生。電車通勤中だった私のところには、7時55分ごろ、妻からの一報が入りました。
それからは・・・
今日は当時の中学校の先生が、わざわざわが家を訪ねてくださったとのことです。何年経っても今は亡き教え子に思いを寄せていただき、あの子は幸せだと思います。
先日は野球の同期生も来てくれました。
また、事故のあった交差点には、たくさんのお供えをいただいたようで、本当にありがとうございます。
私は一日仕事でしたが、今日はなぜか全く別の世界にいるような、変な感覚一日だったと思います。落ち着かないというか、ふわふわするというか。とても変な感じでした。
帰り道でまた、4年前の今日の出来事を思い出そうとしている自分がいました。
朝出勤してすぐ、上司に息子が交通事故に遭ったことを報告し、トンボ返りで四日市の病院に向かい。
四日市駅からタクシーを飛ばし、病院の救急待合室へ駆けつけ、救急車に同乗してきていた妻と落ち合いました。
するとそこにはすでに、中学校の先生が駆けつけてくれてたんです。
でもすばるの容体がわからず、何がどうなってるのかもわからなかったので、何を話したかも記憶がありません。
しばらくして、救急処置室にいたすばるは移動式のベッドに横たわり、緊急手術を受けるため手術室へ運ばれていきました。
ああ。
そんなふうにあの日を思い出していると、頭がおかしくなりそうです。今日3月9日は、私の誕生日でもあり、ご馳走で祝ってくれるそうです。
家族の誕生日のご馳走はわが家の恒例行事なわけですが、すばるの事故の日と重なってしまい、いくらご馳走してもらっても心から喜べなかった。
少なくとも、去年までは祝ってもらおうなんて考えたくもなかった。
でも今年は、あの子も大好きだった“肉”をリクエストし、あの子と一緒にいただこうと思います。