朝から聖教特集
毎朝私は聖教新聞を読みます。妻は弁当を作ってくれています。
今日は聖教特集。〈月々日々に〉と〈名字の言〉の2連発です。
プロのミュージシャンとして活躍する全盲の壮年部員がいる。1歳の時、転落事故で脳を損傷。視力を失い、運動中枢や言語中枢も深刻なダメージを受けた。しかし、家族の懸命な支えもあり、奇跡的な成長を遂げた▼医師からは当初、「立つことも歩くこともできない」と告げられた。だが、治療、リハビリ、マッサージが奏功し、立てた! そして歩けた! 「しゃべるのは無理」とも言われていた。ところが4歳の頃、唱題する父のひざに座って「ナンミョー」と一緒に声を発するように。以来、徐々に言葉を話せるようになっていく▼ある日、母が口ずさむ学会歌を、おもちゃの鍵盤で見事に再現した。その才を誰よりも喜び、たたえ、伸ばすために応援してきた両親の愛情に包まれ、ぐんぐん上達。今、各地のステージでキーボードを弾きながら熱唱する彼は言う。「僕の音楽で、どれだけ人を笑顔にできるか。これからが勝負!」▼改めて、宿命さえ使命に転じていける信仰の力を実感した。そして、人間の底知れぬ可能性についても▼誰もが、その人にしかない使命を開花できる。信じ、祈り、励まし合う存在があれば。“できないこと”より“できること”を見つめ、自分らしく挑戦を重ねていくならば。