蘭室の友

今日の名字の言です。「蘭室の友」昨秋の教学試験が思い出されます。

人間不信の壁を、学会が打ち破ってくれた――ある男子部員が体験を語った。彼は続けて「僕、学会員の“距離感”が好きなんです」と▼家族や兄弟等の血縁ではない。友達や同僚とも少し違う。趣味、嗜好も多種多様。でも、触れ合えば元気になる。何げない会話の中に励ましの心を感じる。「他人だけど他人じゃない。同志って不思議ですね」と彼は笑った▼科学者は研究一辺倒と見られがちだが、物理学者・湯川秀樹博士は、“人生において人間関係こそ重要”と、常に多くの人と接し続けた。「知人が出会って互いに一礼し、ちょっと話合うというようなことは、人生における極めてささいな出来事のようであるが、そういう種類の事柄が全体として人生の非常に重要な部分をしめている」(『湯川秀樹著作集7』岩波書店)▼御書に「一人一日の中に八億四千念あり」(471ページ)と。人の心は縁によって目まぐるしく変化する。何げない触れ合いでも、想像以上の影響を受けている。だからこそ、愚痴や文句ではなく、日頃から明るく前向きな「縁」に接したい▼学会の同志は「蘭室の友」(御書31ページ)。自分を薫育してくれる同志への感謝を忘れまい。それぞれの使命の場で、友に希望の薫風を送る自身に成長していこう。

地区の皆さんや日々活動する妻を見ていると、皆さんが蘭室の友だと感じます。学会の皆さんって、本当に暖かい。

私自身あまり社交的ではなく、積極的に出会いを求めることはありませんが、縁を大切にし、友に爽やかな風を送れる自分に成長していきたいですね。

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