今伝えたいこと
昨夜はゆめの帰宅を待って、たっちゃんラーメンを食べに行ってきました。餃子、イカゲソ揚げ、みそ台湾ラーメン、全部美味しかったです。
そして一夜明けました。さわやかな青空が広がっています。妻は、土日の新聞代配、ゆめの弁当・送り出し、洗濯を終え、さきほど二度寝に入っていきました。1時間限定だそうです。
私は、裁判の苦しさを振り払おうと聖教新聞を広げました。〈生老病死を見つめて〉に続き〈信仰体験〉を読んでいたところで、けんたろうが起きてきました。
ちょうど記事に感動していたところでしたので、けんたろうには、私が普段はスマホでSEIKYO ONLINEを読んでいることや、ちょうど開いていた今日の〈生老病死を見つめて〉を指し示して、「こんなすごいことが書いてあるんやに。」と、その記事の内容を簡潔に説明しました。
けんたろうは今日、舞鶴へ帰ってしまいます。だから、この信心のすばらしさを少しでも伝えたかった。
今日の〈生老病死を見つめて〉は、31歳のとき我が子を7歳で亡くした大阪のお母さんの話でした。生後間もない長女友子さんの脳に腫瘍が見つかり、手術の後遺症が残ったそうです。そして、脳腫瘍が再発し亡くなるまでの7年間を親子で懸命に生きました。
友子さんを育てる中で、浜中さんの脳裏には「願兼於業(=願、業を兼ぬ)」という言葉が何度も思い浮かんだという。
願兼於業とは、修行によって偉大な福徳を積んだ菩薩が、悪世で苦しむ人々を救うために、わざわざ願って、自ら清浄な業の報いを捨てて、悪世に生まれることである。
「池田先生は、この『願兼於業』の法理を踏まえた生き方を、『宿命を使命に変える』と語られています。“友子には偉大な使命があるのだ”と確信し、“友子と共に使命の道を歩ませてください!”と祈りました。
「それまでは、“友子の病を治したい”と祈っていたのが、毎日の無事安穏を祈るように変わっていきました。今、友子が呼吸していることは、決して当たり前ではないと思い、“一日一日を充実したものにしよう”“友子と一緒に勝利しよう”と祈るようになったのです」
取材を終えてしばらくしたある日、本紙に掲載された池田先生の指導が目に留まった。その指導を読んだ瞬間、浜中さんの体験と重なり、胸が熱くなった。
「苦難に負けず、労苦を重ねた分だけ、心は鍛えられ、強く、深くなり、どんな試練をも乗り越えていける力が培われていく。さらに、人の苦しみ、悲しみがわかり、悩める人と共感、同苦し、心から励ましていくことができる、大きな境涯の自分になれる。(中略)広宣流布に生き抜く時、宿命は、そのまま自身の尊き使命となり、苦悩は心の財宝となるのだ」
長男けんたろうはもちろん、3人の弟、妻の実家、そして私が縁するすべての方々に、この仏法のすばらしさを伝えたい。