今こそ前を向いて

菰野ボーイズのみんなのことを考えていたら、笠間クラブのみんなのことが思い浮かんできました。

土曜日の桑名支部予選準決勝で、惜しくも1点差で敗退し、翌日曜日には3位決定戦に回りましたが、うっぷんを晴らすがごとく、見事勝利したと聞いています。応援には行けませんでしたが。

選手とその父母の気持ちを考えると、高円宮杯を逃したことによるショックはいかばかりかとお察しいたしますが、私は3年前のことを思い出しました。

それは、昴が6年生の春の決勝トーナメントでした。

昴の年の笠間クラブは、秋の新人戦は負けたもののその後連勝を続けたまま東員ジュニア旗に優勝し、高円宮杯でも優勝候補の呼び声も高く、足元をすくわれるとしたら決勝トーナメント1回戦の深谷ライオンズ戦だけだと誰しもが考えていました。しかし、その深谷ライオンズ戦で、まさかの敗退。

選手もそうでしたが、私たち親は、目の前が真っ暗になりました。1回戦負けでしたので、上位大会もありませんでした。ショックでショックで仕方がありませんでした。おがひろ監督も同じだったと思います。皆が茫然自失状態でした。

一週間ほど、放心状態でした。

今年は、負けてもスポ少大会がありますので、ショックの度合いは多少違うかもしれませんが、それでも、負けたショックは大きいでしょう。

でも、3年前、私たちは立ち直りました。とにかく前を向きました。なりふり構わずチームの強化策を探し漁りました。知らない強豪チームに連絡をとって練習試合を繰り返しましたし、県外の大会にもエントリーしました。その甲斐あってか、その後地元チームに負けたのは、確か12月の山郷大会の1敗だけでした。

もうこんなに悔しい思いはしたくない。そのために、6年生の父母が集まって話し合いをした記憶もあります。他の親さんは、父母会長だった私のわがままを快く聞いてくれました。

4月・5月の必死の強化を経て、失意のチームが復活を遂げたのは、6月の協会長旗優勝ときもと杯優勝だったと思います。中でも、きもと杯での帽子投げは、いまだに忘れられません。

その間、子どもも親も必死だったと思います。ゴールデンウィークを挟んでの、子どもも親も楽しみながらの、実は親は必死の強化が、あのチームに自信を取り戻させ、チームをより強くしたんだと思いました。

親が頑張るべきは、これからですよ。

泣いても笑っても、あと1年。子どもも親も、心に残るすばらしい1年になることを、私も心から願っております。正直、そんな新6年生と親さんがうらやましいですね。

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