大切な生き方

雪が降っています。初雪です。ゆめを始発に送りました。まだ道には積もっていませんが、かなりの降り方です。雪の季節になりました。

さて、今日の〈名字の言〉です。そこに大切な生き方が示されていましたので、全文を紹介します。

54年前の東京五輪のサッカー競技では、日本が初戦で強豪アルゼンチンを破る大金星を挙げた。代表選手だった川淵三郎氏が、青年たちを前に当時を振り返った▼試合後の控室に関係者が押し寄せ、選手たちも抱き合って喜んでいた時のこと。ドイツ人コーチのクラマー氏が言った。“きょうは多くの友達が来るだろう。でも今、本当に友達を必要としているのは、アルゼンチンのチームだ。だから僕はこれから彼らのもとに行く”▼その後、日本は準々決勝でチェコスロバキア(当時)に完敗。試合後、閑散とした控室で氏は語った。“新しい目標へ練習を始めよう。みんなに言いたいのは、きょう来る友達は数こそ少ないだろうが、それが本当の友達だということだ”▼困難の時こそ本当の友が分かる――古今東西の真理だろう。日蓮大聖人は、深い雪をかき分けて供養の品を届けた南条時光の真心を「真の友でなければ、誰が訪ねてくれるであろうか」(御書1554ページ、通解)とたたえられた▼人生、いつも順風とは限らない。だからこそ、苦境の人に寄り添い、励ましを送る友の存在が大切だ。池田先生は「労をいとわず、足を運び、声を掛ける創価の励ましは真の友情の発露」と。目の前の一人のために、きょうも心通う語らいを。

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