人の痛み

今朝はゆっくりしました。当然ゆめはすでに高校へ行っていました。

あすかちゃんみーちゃんと一緒に、朝ご飯を食べました。今日も納豆ご飯、美味しかったです。

今日の聖教新聞は、〈名字の言〉からです。元ハンセン病の老人と接した一人の少女の言葉が印象的でした。

〈名字の言〉2019年1月26日

ハンセン病回復者の、ある壮年は、病への差別や偏見と闘ってきた半生を子どもたちに語った後、皆と必ず握手をする。「生きる喜びが伝わるように」と願いを込めて▼東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で行われた講演会でもそうだった。一人の少女部員の右手に添えられた壮年の手は、病の後遺症で変形している。知覚がまひし、ぬくもりを感じない。だが少女には伝わるものがあったのだろう。後日の座談会で感想を語った。「ゴツゴツして、でも温かい感じがして……みんなのために頑張ってきた手だと思いました」▼ハンセン病患者は明治後期から平成までの約90年間、隔離政策の対象とされてきた。過酷な労働を強いられ、結婚の条件に断種・不妊手術を迫られた。人間としての感覚が“まひ”していたのは、いったい誰だったか▼法華経に説かれる功徳の一つに「身根清浄」がある。妙法を実践する人は、人々の多様な生命状態を鏡に映すように、その身で実感できるようになるという。慈悲の深さゆえ、感覚が研ぎ澄まされるとも解せよう▼1月の最終日曜は「世界ハンセン病の日」。今なお社会に残る差別と、どう向き合うかに思いを巡らしたい。先の少女は感想をこう結んだ。「人の痛みが分かる人になります」

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