誓いの朝
今日は昴の命日です。
2年前の今日、私たちの五男昴は亡くなりました。
悲しい2年前の記憶が蘇ります。
脳死状態を宣告されて4日目を迎えていました。午前中のレントゲン検査により、人工呼吸器に耐えられず昴の片肺が潰れていることが判明しましたので、急きょ喉元に穴を開けて直接酸素を送り込む手術をしました。その手術は成功しましたが、病室にもどると突然心拍数が0になり・・・・・
ゆめを見送り、妻といつもと同じように朝の勤行をしました。仏壇のご本尊の前で微笑む昴の遺影を見ていると、私はなぜかとても前向きな気持ちになれました。
昴は13年の短い期間だったけど、最高にその命を輝かせて生きた。昴がやり残したことは、私と妻が、残りの人生で、人としての最高の生き方を示していくことで、達成しよう。
今日の〈女性に贈ることば〉です。
勇んで労苦を引き受け、友と同苦し、人びとに、社会に、奉仕しゆく人生であれ! 大きく悩んだ分、大きく境涯が広がる。
昴を知るすべての方には、それぞれの大事な方との誓いを胸に、どうか、今を大事に生き抜いていただきたい。
今夜は、昴が息を引取った19時41分に、家族全員が追善供養のお題目を送ることにしました。
その時刻、皆さまにも、たとえ一回でも結構ですので、追善供養の「南無妙法蓮華経」(なんみょうほうれんげきょう)を唱えていただけると、嬉しいです。その尊きお気持ちは、きっと昴に届くでしょう。
私にとって今朝は、思いがけなく誓いの朝となりました。