命日から一夜明け

昴の命日から一夜明け、私は脱力感といいますか、虚脱感といいますか、むなしい感じに覆われています。

「三回忌、終わっちゃったね。」

朝ご飯を食べながら、そう妻へ告げると、「また新しいプレイボールやに」と妻は言ってくれました。

それでも、この昴の三回忌に向けて何ヶ月間も気が張り詰めていたのは事実。ここで少し自分の時間を取って、いろいろと整理したいと思っています。

カズンさんにも報告しないと。

さて、以下は、今日の〈名字の言〉です。

離島には高校がなく、中学を卒業すると、ほとんどの子が島を出る。その際、母親は子どもに母子手帳を手渡す。そこには誕生時の身長・体重などのほか、わが子に対する母の思いが欄外までびっしりと書かれているという。辻村深月さんの小説『島はぼくらと』の一シーンである▼親が子に願うことは、ただただ元気で、幸せになってほしいという一点に尽きるだろう。その思いを知った子は、親の愛情に感謝し、それに応えようと努力することで、使命の道を切り開いていく。この麗しく、限りなく強い親子の絆は、互いの“生きる力”を育んでいく▼ある婦人部員の娘が創価大学を志望した。だが夫が会社でリストラに遭い、転職。収入は半減し、婦人も働きに出た。婦人は往復1時間もの道のりを、雨の日も雪の日も自転車で通った▼“悪条件が何だ! 創立者の元へわが子を送り出すために、はね返してみせる!”とペダルを踏んだ。そんな母の心を知る娘は創大に合格。以来、大学生活の様子や創立者の学生への思いなどをしたため、毎月、母に感謝の手紙を送った。社会人になった今も、手紙は続いているという▼家族、同志、そして師への報恩に生きる以上に偉大な人生はない。その一念から、あらゆる壁を破る力が生まれる。

今朝も寒い朝でした。車のフロントガラスが凍っていて、慌てて解凍スプレーしました。

さあ、あと一日頑張りましょう!

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