今日の励まし
今日の聖教新聞の第一面、〈四季の励まし〉です。
生きていくうえで苦労は多いですが、負けずに頑張りましょう。
「悩みに負けない生命力を」
人生の目的は何か。
「勝利者」になること、
「幸福」になることだ。
では「幸福」とは何か。
その中身は「充実」である。
では「充実」とは何か。
「苦難」と戦うことだ。
苦難がなければ充実はない。
充実がなければ幸福ではない。
何の苦労もない幸福など、
どこにもない。
信心したからといって、
悩みの「汚泥」が
なくなるわけではない。
「悩みに負けない生命力」が出る
ということだ。
むしろ、
悩みをいっぱいもっていくことだ。
それらの悩みに
どれだけ挑戦できるかを
楽しみにできるような
境涯になることである。
大いなる境涯の人は幸福である。
広々とした心で、
毎日を生きぬいていける。
強き境涯の人は幸せである。
苦しみにも負けることなく、
悠々と一生を楽しんでいける。
清らかな境涯の人は幸せである。
その人のまわりには、
常に爽やかな喜びが広がっていく。
希望に満ちて、
自己の課題に
挑戦している人は強い。
どんな困難に直面しても、
希望を失わないことだ。
希望の火が消えない限り、
やがて、いかなる闇をも
燃やし尽くすことができる。
いのちある限り、希望はあり、
希望ある限り、道は開ける。
その強靱な
“希望の一念”を育む根源の力が、
信仰なのである。
信仰こそ“永遠の希望”である。
夏の暑さの中、凜と咲く蓮の花。その気高い美しさに心が洗われる――本年6月、池田大作先生が都内でカメラに収めた。
法華経では、白蓮華が泥水の中にあっても美しい花を咲かせるように、末法濁世にあっても、決して世法に染まることのない清らかな「地涌の菩薩」の姿を、「如蓮華在水(蓮華の水に在るが如し)」と譬えている。
かつて池田先生はつづった。「どんなに厳しい現実の悩みや、人生の宿命に直面しても、白蓮が泥沼の中から尊貴な大輪の花を薫らせていくように、必ず必ず最高無上の幸福の花を咲き誇らせていける」と。私たちも自身の悩みに負けず、幸福の大輪を咲かせていきたい。