寒の戻り
天気予報では今朝雪が降るような予報でしたが、家を出る時は雨でした。鈴鹿の山々は白くなっていましたね。寒さが戻りましたので、服装を一つ冬バージョンに戻して職場に向かっています。今朝は新聞の休刊日なんですね。こんな時期に休刊日って珍しいですよね。だいたい毎月10日前後なんですけどね。
というわけで、今朝は昨日の〈名字の言〉をご紹介します。
星野富弘氏の詩「むぎのほ」にこうある。「ゼロはいくつ足しても/ゼロだけれど/〇・一でも残っていれば/いつか一になり/百にだってなれる」(『四季抄 風の旅』所収、学研プラス)。小さな挑戦でいい。続けさえすれば大きな幸福をつかめる。作者の温かい詩心が伝わってくる▼「ぼくの青春は事故で壊され、学会で蘇った」と語る青年がいる。18歳の時、交通事故で手足の自由を失った。食事から排せつまで、人の手を借りなければ生きていけない▼絶望して何度、生きることを諦めかけたか。そんな彼を地域の同志が懸命に励ました。「孤独になんかさせない」「不幸には絶対にさせないからね」。熱い真心が彼の生きる力を蘇らせた▼そして“自分も人を元気づけたい”とリハビリに励み、車いすで活動できるように。パソコンの音声入力で文章もつづれるようになった。「ぼくは大河のようには動けません。でも“一滴の水”の努力は続けられる」「『雨垂れ石を穿つ』の心で人生を勝ってみせます」。その笑顔、その言葉、その心に触れ、多くの友が奮起している▼「できない」ではなく、「できる」ことを見つけ、挑戦する。一歩ずつ可能性を開き続ける。その生き方に、真の幸福がある。真の自由もある。青年の姿を見て、そう実感した。
昨日ある同志のお子さんがこの春遠方の大学に進学されるということで、お子さんへのご本尊授与が実ったそうです。新型コロナウイルス騒ぎの最中ですので、地区同志としても会館へ駆けつけることは出来ずご家族だけの授与式になりましたが、同志の心は繋がっています。ご本尊を堅持され、共々に幸せな人生を歩んでいきましょう。遠くへ行かれても、お元気で。