3月13日

今朝になっても花粉症の気配は治りません。喉が痛い。妻の漢方薬をもらい飲んできました。効くかな。

今日は3月13日。昴の命日まであと一日。妻と朝の勤行をしながら、2年前のこの日、入院中どんなことがあったかなぁと思いを巡らせることになりました。しかし、そのことを妻へ言うのはやめておきました。言えば、間違いなく妻は涙することになりますので・・。

朝ご飯を二人で食べながら、代わりに、職場の方との懇親会に対する私の今の気持ちを話しました。

今一緒の職場で毎日顔を合わせ、人間関係を築いている同僚と酒を飲むことに対する抵抗は徐々に無くなってきました。だから最近はよく同僚との懇親会を入れています。しかし、職場の同期とか過去に一緒に仕事をした方と久しぶりに再会し何事もなかったかのように楽しく飲むことは、まだまだできそうにない。だから、懐かしいメンバーからお誘いをいただいても、すべてお断りしている。

妻はうなずいて聞いてくれていました。

今朝家を出る時、突然雨が降り始め、駅では強い雨と風に降られてしまいました。

イヤホンを充電したまま家に忘れてしまいました。残念ながら今日は音楽なしの一日になります。

最後に、昨日読んだ「名字の言100選④」から、1994.1.21の〈名字の言〉です。

異国の無医村に生きる

人の心を動かすものは何か――。自分本位で人に接しても何も響かない。面倒をみる。約束を守る。悩んでいれば飛んで行って励ます。人の心を知り、その人のために最善の誠意を尽くす。真心に徹した行動。そこに深い信頼は集まるものだ。▼友人から一冊の小冊子「明治の日本人達」(小野寺幾郎編)が届いた。異境の地・メキシコの無医村に生きた一人の日本人医師の記録が胸を打つ。その人は太田蓮二氏。革命の戦乱のなか、泥まみれになって、負傷兵や病気にかかった村人を救った。看護婦としてともに戦った妻が記している。▼「貧富の別なく親切を旨とし、氏の診断を求むる者は遠近を問わず、又昼夜を論ぜず、直ちにこれに応じて行き患者の治療に当たり、ひたすら病人の全快のために努力を惜しまなかった」と▼しかも、氏に「金銭的の欲望はなく、貧しき者はいつも無料サービスで、それ故、村民の尊敬と信頼は他に類を見ざるものあり」とも書き残している▼弾丸が飛び交い、自身も生死をかいくぐりながら、民のために献身的に働いた。氏自身も病に倒れ、一日も早い平和を望みながら、異国の地で波乱の生涯を閉じた。大勢の村人がその死を悼み、深い感謝を捧げたという▼広布の指針の中に「民衆のために『自分が働く』人が偉大」とある。単に人を動かそうとしても人の心は動かない。人を育てる心、人を守る心こそが大切だ。その“心の医師”たる人格を磨きたい。

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