信じること

昨日ゆめは、初めて野球部の合宿メンバーに選ばれたと、喜んで帰宅しました。私もうれしかった。

昨年の昴の死で精神的にずたずたのまま高校へ入学し、中学の硬式チームのころとはまるで別人のようなプレーしかできなくなってしまった四男ゆめのすけ。期待されて入部しただけに、さぞ辛かったでしょう。1年以上の間。私たち親も、歯がゆい思いを重ねてきました。その間、私の心の中には、我が子を疑う心が次々と生まれては消えました。でも、親があきらめらたらその時点で終わりだと奮い立たせ、妻と励まし合い、本人にも励ましを送り続けています。

一度選ばれたからといって、次選ばれる保証はまったくありません。落とされる可能性は一番高い選手の一人かもしれません。でも、親は我が子のことをいつまでも信じ続けて、ずっと励まし続けないといけない。

ゆめは今高校2年生。チームは甲子園出場を目指して、日々頑張っています。ゆめにとって、甲子園の夢をつかむチャンスは、あと3回。今朝の〈信仰体験〉を読んで、我が子を信じて祈り続けることの大切さを、我が心に刻みなおしました。

親子にとって毎日が葛藤だった。部屋の壁の穴に感じた、やり場のない気持ち。「諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし」(御書234ページ)。何に対する「疑う心」なのか。怒濤の祈りで問うた。時間をかけてたどり着いた答えは、息子の仏性を疑わないということ。山﨑さんは迷いを断ち切るために書いた。
 〈信じること〉
 その紙を御本尊の前に置いた。何かが変わり始めた。

今日から5泊6日の強化合宿に入ります。30人近くの選手が学校にほど近い旅館に泊まり込みだそうです。6日分の荷物を載せて、さきほど妻がゆめを送っていきました。

がんばれよ! ゆめ。

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昴(すばる)

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