3・11あれから9年

3月11日、東日本大震災の日。あれから9年になりますかー

この世のものとは思えない信じがたい、津波の映像が蘇ります。今朝、朝ご飯を一緒に食べたなおやは当時中学生だったとのこと。そのなおやはこの春大学を卒業し、社会人として新しい一歩を踏み出そうとしています。ゆめのすけは高校を卒業し、今朝は私よりも早い時間に家を出、運転免許試験場へ向かいました。被災されたみなさまも、この9年、大変なご苦労がおありだったでしょうが、力強く日々を生きておみえのことでしょう。

私としては、3月11日はどうしても、交通事故に遭ったすばるが脳死を宣告された日だったことも思い出してしまいます。

さて今朝は〈名字の言〉から。

〈名字の言〉9年前、ある小学校の卒業式で校長先生が児童に語ったこと


 落語家の林家たい平さんが述懐している。娘が小学校を卒業した2011年3月のこと。東日本大震災の影響で、卒業式は卒業生と保護者、教職員代表だけのささやかなものになった▼席上、校長先生が児童たちに語り掛けた。「人が一番嬉しいと感じるのは、どういう時か知っていますか?」「人を助けた時と、人から助けられた時です」(『3・11を心に刻んで2019』岩波ブックレット)▼皆が先の見えない不安にいる中、たい平さんはこの言葉に深く救われたという。その後、“自分も誰かの、何かの助けになれれば”との思いで被災地を回った。そうして結んだ縁が今、噺家としての支えにもなっていると語る▼福島県のある壮年部員は工芸品制作で培った腕を生かし、被災地でキャンドルライトをともす取り組みを始めた。共感の輪が少しずつ広がり、その数は8万本を超えた。「寄り添う心を表現したかった」と語る壮年は、家族の病気や経済苦との闘いを、同志の励ましで勝ち越えた体験を持つ▼御書に「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(1598ページ)と。自他共の幸福にこそ、真の充実と深い喜びがある。きょう「3・11」。“誰かのため、今の自分に何ができるのか”を考え、行動する日としたい。

3・11。“誰かのため、今の自分に何ができるのか”を考え、行動する日としたい。全世界のみんなで、そうしていきたいですね。

今日も一日頑張りましょう!

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